朝学校に来たら席にアイツが座ってた。 いつもなら、 “ばばあ寝んじゃねぇーよ!” とか声かけてた。 …でもダメだ。 やっぱり…なんか避けてしまう。 「アミー」 「あ、廉!おはよ」 アミも瑠羽を避けてた。 …気づかないうちに瑠羽を傷つけてたなんて。 瑠羽がいるのに、話しかけない。 瑠羽がいるのに、見ない。 「瑠羽ーっ!」 愛弓が瑠羽を呼んだ。