「…でも」
「泣くほど、離したくないもんなら…譲んなよ」
「…!」
「きっと、大丈夫」
「…っっ」
「今度はさ、うまく気持ちコントロールして…」
「「焦らず行こう」」
「……」
あぁそうだ。
俺は、いつも焦って空回りして瑠羽を傷つけた。
何気ない言葉や、行動で瑠羽を不安にさせてきた。
嫉妬に負けて、散々傷つけた日だって…。
俺は……離したくなかった。
瑠羽を思って…なんて俺の自己満だったんだ。
勝手に瑠羽の気持ち決めつけて、勝手に別れを告げた。
瑠羽の本当の思いなんか聞かずに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…