「瑠羽?」

「じゃあね、由宇ちゃん」

「え?」

「あたし今日1日中サボるから!」

「はぁ!?」

「お昼は愛弓たちと食べに来るね!あ、後今日の数学のテストも出るから!」

「いやいや…」

「じゃあ誤魔化しよろしくねっ♪」

「ちょ、瑠羽!?」







あたしは、小走りで屋上へ向かった。

…何となく、直もいると思った。







「瑠羽!?」

「愛弓とアミ!」

「はっやー!どうした」

「ちょっとね」

「そっか」

「じゃあお昼ね♪」

「はっ!?」






お昼?…2時間目だ!







「2時間目に!」

「「1時間目は!?」」

「いなーい!」

「はぁ!?」






みんな驚いてる…。

でも、廉に会わなくてよかった。

…今日は廉の誕生日だけれど。