「廉っ!?」 「渡辺からか?」 「う、ん…」 「そうだ、今日渡辺誕生日なんだってな?」 「うん!」 「なに、やんだ?」 「ナイショ♪」 誰にもないしょ。 だって、まだ決まってないし! 言えるわけ、ない。 「どうして、廉から…」 なんて考えながら、あたしは学校へ向かった。