「あ…たしも…」
「え?」
「あ…たしも…きっ//!」
「ん?」
本当はわかってる。
瑠羽が“好き”って言ってくれてること。
俺の1番欲しい言葉を言ってくれてること。
…でも瑠羽をからかいたくなるんだ、こんなときでも。
瑠羽が、可愛くて。
白い肌を真っ赤に染めて、瞳には涙が溜まってて。
いじめがいあんだろ。
つい、俺のS心が。
「絶対聞こえてるでしょ!?」
「は?なんの事?」
「〜//!」
「そっか。やっぱお前は俺の事嫌いか…」
傷ついた“演技”をする。
単純な瑠羽は………、
「好きだよっ!嫌いなんかじゃない!大好きだよ!悲しそうな顔しないで…」
ほら、引っ掛かる。
そんな単純な瑠羽も可愛くて、愛しくて。
俺は、瑠羽が思ってるよりかなりお前を好きなんだ。
瑠羽に溺れてんだよ…。

