「Goodmorning!」
「………」
「お前らなぁ、文化祭だぞ?」
「どうせ劇とかじゃねぇじゃん?」
「劇じゃなくてもいいじゃないか!」
「えー、どこが」
「準備期間が面白いんだろ!?」
「魅力教えろよ〜」
「いいだろう!」
そう言って、文化祭の魅力を話始めたさとにぃ。
さとにぃは話始めたら止まらない。
「あーあ、始まった」
「智先生とお前って兄妹なんだろ?」
「うん」
「なのに、違うよな」
「よく言われる」
あれから少しずつ、廉と話すようになった。
でも廉は“お前”と言う。
あたしの事まだ嫌いなんだ。