家に到着した私たちは、直行でお風呂場へといった。




『服を脱いでお風呂に入りましょう』




少年と私は服を脱いでお風呂へと入った。




お風呂には、既に湯が張っており。やっぱり狐さんはお母さんがピッタリだと確信した。




『体を洗ってさっさとお風呂に浸かりましょう』




コクリと頷く少年の体を洗って、自分の体も洗ったあと一緒に湯船に浸かった。




『極楽ですね~』




コクコクと頷いて微笑む少年。




『すいません。ココで笑い合うのは、当たり前のことでしょう。でも私にはできません』




ボソリと呟く独り言を、隣に居た少年が聞こえないはずもなく。少年は首をかしげた。