私の声に反応するように、少年は顔を上げた。 凄く綺麗な目をしている少年ですね。 驚きに、すこし目を見開いた。 少年の瞳は、サファイアを連想させるほど美しい青色をしていた。 『帰る家がないのですか?』 コクリと力なく頷く少年に手をさし伸ばした。 『ならば、我が家へ招待しましょう。私の家にきなさい』 少年は、一瞬ポカーンとした表情をした。それからすぐ、雨とは違う水を両目から溢れさせた。 『少年?目から水……』 ガバッと勢いよく抱きつかれた所為で、バランスを崩して尻餅をついた。