ずっとずっと大切されてた…。 1年付き合ってキス以上していない。 それをあたしが壊した。 あたしは着替えて部屋を出た。 向かう先は屋上。 ―…ドンッ。 『…ごめん…なさい…』 あたしは誰とも会いたくないし、泣き顔なんて見れたくなかったから走って逃げた。 途中で腕を掴まれて驚いた。 掴んだ彼は充くんだった。 「梨花チャン?」 彼も驚いていた。 『…なんで…?』 今授業中のはずなのに……。 見ないでよ……。 早くどっか行ってよ……。 涙が止まらない……。