結衣が出ていこうとした。 そして振り返った。 「先輩、ちゃんとタオル詰めてくださいね?大きな声出したらバレますよ。」 先輩にタオルを渡した。 そして、やっと自分のおかれた状況を理解した。 気持ち悪くなって懸命に逃げようと抵抗した。 「じゃ、よろしくね。先輩」 教室から出ていく結衣が笑って出ていった。