『では写真を撮る方はご準備をお願いします』 陽太に『あたしも写真撮ってくるね』と告げその場を離れた。 「ケーキ入刀。どうぞ」 陽太の掛け声でみんなが一斉にカメラのシャッター音がなり響く。 『梨花、充くんこっち向いて!』 あたしは二人に手を振るとそれに気づいてこっちを向いてくれた。 写真を撮って陽太のところに戻った。 「良いの撮れた?」 陽太があたしに気付き聞いてきた。