「あたしもそう思ってた。でもこの間お母さんが教えてくれたの。名前の本当の意味は"愛すべき人のために生きてほしい"だった。だから陽太に対しても答えは出てるよ」 "愛する人のために生きてほしい" 「いつだって支えるよ。たとえ陽太が病気になっても構わない。もし……陽太が諦めろって言っても諦められない。それが"恋"だもん!ずっとそばにいて悲しい時は半分こして嬉しい時は2倍だよ。それにあたしは陽太ともに生きる。だってあたしは……」 そして愛生が俺の耳元で囁いた。 "愛する陽太のために生きる"