愛生はこんな俺でも良いって言ってくれだろうか。 他のやつならきっと嫌がるだろう。 好きな人との未来がないことを知ってしまったら これから生きていくには過酷過ぎるから。 「陽太……」 ずっと黙っていた愛生が口を開いた。 「陽太ならあたしの名前の意味をどんな風に考える?」 は? いきなり!? 俺は思わぬ質問に驚いた。 んー"愛"に"生" だろ? 『親に"愛されて生まれた"とか?』 愛生は首を横に振って笑った。