そして雅は、何かを思い付いたように……懐に、ゆっくりと手を入れる。 ひまわりの柄が付いた、櫛。 それを持って、土方に見せた。 「これ、ありがとうございました」 「……あぁ」 土方は、やっぱりお前みたいだと笑った。 ひまわりと竹。 雅と土方。 竹は、志。 ひまわりは、光り輝く。 土方の志を……雅が照らす。 土方は、雅を抱きしめた。