天使の歌


「あぁ……やっちゃったぁ……。」

手に顔を埋めて、桜は呻いた。

「あの……お姉ちゃん?」

「御免ね。セティ君は悪くないって事、解ってるのよ?でも人界では、悪魔は人間を殺す存在だから……。」

自己嫌悪に陥り掛けた姉の肩を、キュティは抱いた。

「大丈夫ですよ……セティは、強いですもん。」

「腫れ物に触るような私の態度、セティ君を傷付けてるのかなぁ……。」

桜は、溜め息と共に、そんな言葉を呟いた。