彼は1時間目の授業を受けずに教室からいなくなってしまったけど。 1時間目が終わって彼の様子が気になったので 体育館裏に行った。 すると、また猫と戯れている彼がいた。 「お前ら本当可愛いな、ん?」 本当に思う。 この人が悪いことをするわけないって 「おい、何見てんだよアホ女」 アホ女!? 彼の目線は完全にこっちを見ていて、 「アホ女はないでしょ!!」 そう言うとふっ、と笑って言った。 「嘘。 今日の朝……ありがとな。」