** 水、木と同じように時が過ぎた。 彼は放課後バイトがあり、それまでの時間私と一緒に過ごす。 金曜日の今日 彼はバイトを休みにしていた。 「今日さ、帰り寄り道して帰らねぇ?」 その言葉に私は嬉しくなった。 授業を6回分受けて、 「じゃあ、これで授業を終わります」 という教師の言葉を聞くと、私は素早くバックに荷物を詰めた。 「かーえろっ」 そうやってにこにこしながら言うと 「早えーって」 と言って彼は笑った。