私にとっては夜になれば必ずいるお父さんとお母さん。 それが当たり前だって思って甘えていたけれど そんなの違うんだ。 「それってさ、きっかけが無かったらずっとこのままだったと思うんだ。 でも、お前が俺に愛情表現の仕方を教えてくれた。 その事話したらさ、親父お前に会いてぇって」 すごく嬉しそうに話している。 そんな彼を見たら私まで嬉しくなる。 「うん……私もお父さんに会いたいな」 って言うと彼は楽しそうに笑った。