そう思いながら 部屋の中を見渡す。 相変わらず白い部屋に景色だけがカラーに映る って言っても外は森ばかりだから 中は白 外は緑って感じなんだけれど ぼーっと部屋を眺めていると、ふと棚の下に置いてある 一つのノートのようなものを見つけた。 表紙には何も書いていなくて、少し傷んでいるのが目立つ。 私は表紙を手で払い1ページ、めくった。 初めのページを開くとそこには 『恋愛日記』 と手書きで書かれていた。