「琉生くぅーん」
…出た。
お兄ちゃんにまとわりついてる女の子。
「あれぇー?羅衣ちゃんじゃぁん♪」
「…どうも」
「琉生と一緒ぉ〜?」
「はい」
「いいなぁ〜♪」
…この人先輩だし。
この場合あたしがどこか行かなきゃダメだよね?
でもお兄ちゃんと…行きたいしなぁ…。
「羅衣。」
「え?お兄ちゃん!?」
あたしの腕を引いて歩いてくお兄ちゃん。
女の子は呆然としてる。
「る、琉生くぅーん?」
やっと回復した。
「悪ぃな。俺、羅衣と行くから」
「どぉーしてぇ?羅衣ちゃんは家とかでぇ会えるじゃん?」
…ネットりとしたしゃべり方。
お兄ちゃんの苦手なタイプだ。
「お、お兄ちゃん!」
「ん?」
「あたし…先行くね」
「ちょ…羅衣!!」
あたしは無視して走った。
やっぱり変なんだよ。
お兄ちゃんと一緒に登校するのなんて。
普通からしたらあり得ないんだ。

