「お兄ちゃん…」 「羅衣」 大切なものを抱き締めるかのように、 優しく抱き締めるお兄ちゃん。 「好きだ、羅衣」 「…うん…」 「誰にも渡さない」 「…ふぇ…うん…」 「羅衣しか好きになれないよ」 「…お、兄ちゃ…」 「琉生」 「る、い…」 「そう。」 あたしの耳に口を近づけて、 「羅衣、愛してる。誰よりも」 …そんなのあたしだって同じだよ。