□ □ □ 「あの人ですよ、ほら!ミナト先輩の新しい彼女…。」 「うわあ…いかにも高飛車って感じの子だねぇ。ミナト君ってば、あんな子の何処がいいんだろう?」 学校に着くと早速先輩やら後輩やらのコソコソとした僻みの声があたしに降り掛かる。 まぁ、慣れてるからいいんだけれど。 それにさっき別れたし。 煩い女達のそれらはいつも通りスルーし、下駄箱から上履きを取り出す。 ………と。 ぽんっ、と軽く叩かれたあたしの頭。 振り返るとこの高校の保険医の男がいた。