「今更女扱いされても・・・・・しかも、望みを叶えるって言った」 そう、首を傾げながら呟く。 うん、あれは聞き間違えなんかじゃないんだから、守ってもらわないと。 「とは言ってもなぁ・・・・・」 彼達の悩んでいる表情を見ながら、ふと気が付いた事がある。 何で、この人達は私の容姿を見て気味悪がらないのだろう? この時代、目の色が違うのは異人と同じ扱いを受けてもいいものなのに・・・・・ まぁ、その方が自分の気持ち的にも良い。 怖がられて、気味悪がられて喜ぶ人間なんてそういないし。