------ ---- -- 「ぅ・・・・・」 包帯越しの目に突き刺さる、眩しい光で目が覚める。 一瞬、ここがどこなのかが分からなくなった。 しかし、確かにある傷の痛みと薬の臭い。 それで意識がはっきりとした。 「・・・・・もう、大丈夫か?気分はどうだ?」 その声に、一瞬恐怖の念が浮かんだ。 しかし、殺すなら殺すで眠っている間に出来たはず。 それをしなかったという事は・・・。・もう、殺そうとはしていないのか。