光の感覚がなく、今自分がどうなっているのかが分からない。 匂いは・・・・・といっても、薬と普通の部屋の匂いだけだ。 寝てしまった方が・・・楽だろうか? 背中が痛んだが、それに堪えながらもう一度身体の力を抜く。 グルグルと、回っているような感覚。 それから逃げるように、もう一度―――― 私は、闇の中へと意識を沈めた。