青空を、淡い薄れた白い雲が流れていく。 それを見上げながら、土方の方に視線を傾けた。 赤く腫れぼったい瞼に、ぐちゃぐちゃの顔。 ――――あーあ、本当目も当てられない顔。 土方の傍に並べない・・・・・そんな事を考えていた。 「何、またジロジロ見てるんだ?」 「ううん、別に。 ・・・・・格好良いな、って思っただけ」 「なっ・・・・・!!」 本音の零れた私に、真っ赤な顔をして土方は仰け反った。