------ ---- -- ガシャッと音を立て、崩れていく家。 無人の村。 わたしが、私を捨てた母に会おうと・・・・・ 復讐しようと、村に帰って来た時。 その時には、既に私の村は飢饉で壊滅していた。 その上、母は既に亡くなっていて。 私の手元には、あのこけしと・・・・・ 行き場のない、怒りと憎しみだけが残った。 『私のこと、飢饉のために殺したんじゃないの・・・・・? なのに、どうして死んでるんだよっ』