強張った体は熱を帯びて、肌寒い夜も暖かい。 子供のように眠る土方の隣で、私は困惑するしかなかった。 何で、こんなに胸が高鳴るのか。 まさか、何かの病気・・・・・?なんて思ってみる。 「もう・・・・・どうしよ・・・・・?」 放してくれない腕の中、私は情けないくらいに戸惑った。 怖かったはずなのに。 嫌いで、憎かったはずなのに。 どうして・・・・・ こうしているのが、とても幸せだと感じてしまうのだろう?