突き抜ける快感は、何度でも。

泣きながら声を上げる玲に、さらに追い打ちをかけていく。


ったくね、―――。

屈折、してるよね…。


もっと、求めてくれ。

もっと、俺を呼んでくれ。


「……っ、たまんないね。」


息の上がった玲を、見下ろした。

唇を噛みしめながら、俺を見上げる、潤んだ瞳。

困ったように眉を下げて、俺を見つめる。


可愛いんだけど、それ。

だけど、まだまだ、だよ。

こんなの、前振りでしかないんだから。


「愛してるよ、玲。」


嬉しそうに笑う玲が、俺の身体を抱き寄せた。


「…あ、っ…。」


ゆっくりと、奥へ沈み込む身体。

深い律動に、玲の身体が乱れていく。


「もっと玲の声を聞かせて…。」


「どうしよう…本当に、好き、過ぎて…。」


壊れそうに、なる…。


小さく囁いたその声に、俺は心臓を鷲掴みされたように呻いた。


「全部、受け止めてやる。」


ゆっくりと焦らされた刺激は、玲の体に大きく波打って襲い掛かる。


何度も襲われる甘美な刺激に反応して、小さな身体が俺を締め付けていく。


「たすくっ!!」


朦朧とする意識の中、玲は俺の名前を何度も呼ぶんだ。


愛しくて、可愛くて。


「お、ねが、い…、もうっ…。」


玲の奥深く、沈み込んだ先が、急にきつく狭くなる。


泣きながら声を上げる玲に、俺も動きを速めた。

恍惚とした声に、身体中に電流が走る。


ああ。こんなにも人を愛せるなんて知らなかったよ。


それは、玲。


君が教えてくれたんだ。