「楽しかった~…。また今度いこうね」 「そうだね。 ………あの、さ」 「何?」 カタンカタンと電車の揺れが心地いい。 相づちを返しているけれど半分は夢心地のような感じだった。 「………葵、って呼んでいい…?」 「…いいよ……」 「そっか……」 そこから会話はほとんど無くて私はウトウトと島津木くんの肩に頭を預けた。 「……好きだよ、葵」 静かに島津木くんがそう言ったように聞こえた。