「……あ…」 「………え…」 夕方の薄暗くなったアパートの前であたしは立ち止まった。 だって目の前にはあんなに会いたいと願っていた澤村さんがいるから。 「……こっこんにちはっ!!」 ばかっ 今夕方じゃないっ!! こんばんはでしょっ!! あたふたとしているあたしに澤村さんは薄く笑って「こんにちは?」と返してくれた。 「……えとお久しぶりです」 「あー…そうだな…。えっとお前あれから大丈夫だったか?」 「え?」 「親御さん心配してなかったか?」