説明に困るが・・・
包み隠さず説明をした。


「はぁ・・・あいつらしい
何でも相談しないで 自分のことより他人を一番に考える!
君は麻美のことどう思ってるのかね?
好きだから手を出した!そう考えていいのかね?」

「・・・・・
はい 麻美の事は ホントは忘れられない忘れられなかった人です」


「麻美のこと恨んでないのか?」


「始めはそう思ってました
再会した時は 恨んで恨んで仕返しをしてやろうと思っても
全然できなくて、反対にますます好きになってしまったんです」


「あいつはそのこと知ってるのかね?」


「オレの気持ちなんて知りません
だからこうして勝手に始末しようとするんです
オレはもう麻美を離しませんから
お願いですから 麻美と一緒にならせて下さい」


「君に任せるよ」


お母さんは、ただただ泣いていた。