麻美が会社を辞める?


わけは、疲れた?


また、あいつは前のように冷たい口調でそういい放った。


オレはすぐに社長である伯母の家へと行った。


「佐藤さんが退職って?あんな機転のきくやつ居ないよ?なんで承諾したの?」


「仕方ないでしょ」


「引き留めようとか思わなかったわけ?」


「引き留める?その方が酷なことだと思ったわ!
雄太が、そこまで必死になるのはなぜ?
元カノだから?」


「えっ?あいつ そんなことまでしゃべってるのか?」


「辞表を出しに来るまで知らなかったわよ
あの子はすごくいい子よ~だけどね
あんたの親に言われたんじゃ 可哀想でしょう」


「はぁ?お袋がなんて?」