「はぁっ!?何それっ!」


「…えぇと。あのう」


あたしは気まずくて、目線だけをチラリとあげて千紗を見た。


別に本気にしてなかったわけじゃない。


阿部君には申し訳ないけど、

どっちかっていうと、サッカーに行くことは迷って大騒ぎしたけど、告白なんて、話が大き過ぎて考えられなかったっていうか。


あたしには凌ちゃんしかいないから、その後の処理をどうしたらいいのだろうと考えたくらいだ。