「あーゆーの重いんだよね。あ、でも北川さんからのお弁当だったら欲しかったな」
「社交辞令はいいって…」
気を利かせられなかったくせに気を使わせている気がする。
美味しそうにサンドイッチをほおばる阿部君の横顔を眺める。
凌ちゃん以外の男の人といるなんて不思議だ。
ふと。
一昨日の凌ちゃんを思い出す。
『行くなよ』
一瞬でもあたしを惑わせた言葉が、まだ離れない。
あれから凌ちゃんと喋ってないな……
「社交辞令はいいって…」
気を利かせられなかったくせに気を使わせている気がする。
美味しそうにサンドイッチをほおばる阿部君の横顔を眺める。
凌ちゃん以外の男の人といるなんて不思議だ。
ふと。
一昨日の凌ちゃんを思い出す。
『行くなよ』
一瞬でもあたしを惑わせた言葉が、まだ離れない。
あれから凌ちゃんと喋ってないな……



