ひとつ、ベッドの中

白い肌は透明で綺麗なんかじゃなくて、病弱的な生っちろさ。

ただの不健康な証で自慢にもならない。


「気が利かなくてごめんね」

「何が?」

「お弁当とか……」


阿部君の手に握られたサンドイッチを見て申し訳なく思う。


お弁当を差し入れしようとしてる子もいた。

誘ってもらったんなら、なおさら……