絶対にないってわかってるのに、勘違いを起こしそうになる。
お互いにじっと見つめあい
手首を握られたまま、静かな時間が経過していく。
凌ちゃんの、この行動の意味が。
―――わからない。
「――嘘。
詩織が行きたいなら行けばいいよ」
ふっ…と、その手が解けた。
お互いにじっと見つめあい
手首を握られたまま、静かな時間が経過していく。
凌ちゃんの、この行動の意味が。
―――わからない。
「――嘘。
詩織が行きたいなら行けばいいよ」
ふっ…と、その手が解けた。



