「どうしよう!」


次の休み時間、あたしは千紗に助けを求めた。

だって、男の子から誘われるなんて生まれて初めてだから。


「行くべき?」


どうしていいかわからなくて。


「たかがサッカーの試合じゃない」


千紗は大騒ぎするなんてアホくさいと笑っていた。

そんなの、ドッジボールの仲間に誘うのと一緒だって。