ひとつ、ベッドの中

「あなたもいよいよ卒業ね。おめでとう」


制服姿のあたしにゆっくり目を落とす。


「うん」


初めてかもしれない。

こんな風にお母さんに制服姿をゆっくり見てもらうなんて。


「いつのまにかこんなに大きくなって……」

「うん…今まで育ててくれてありがとう…」

「その言葉、ちょっと早いんじゃない?」

「あっ…そうだね」