ひとつ、ベッドの中

「うわっ、お前泣きすぎ!」


通りかかった宏太君が目を丸くして千紗を冷やかす。


「そういや中学の卒業式でもすげー泣いてたの思い出した!」

「いちいちそんなこと覚えてないでよっ!」


千紗に叩かれた宏太君は、次にあたしに笑いかけた。


「詩織、写真撮ろうぜ」


突然言われて、ちょっとビックリする。