ひとつ、ベッドの中

世界中の不幸を一人で背負ってるような気になったこともあった。


でも海外の途上国。飢えて衰弱していく子供たちの映像を見て、涙してる自分に気づく。

あたしは食べ物に困っているわけでもなく、学校にも通えてる。


そう考えると、あたしの悩みなんて広い世界から比べたら小さなこと。


それでもやっぱりあたしという小さな星からすれば、大きなことで。


「……」


だけど、今更口に出して同情なんて買いたくない。


あたしの淋しさを一緒に体感してくれた凌ちゃんしかわからないでいい。

だから気づかれないように今日まで来たのに。


「何か我慢してる?北川さん」


……っ。

胸の奥が鈍い音を立てた。