「北川さん、これ落ちた」 指で回していたシャーペンが落ちたのにも気づかなかった。 「あ、ごめん…ありがとう」 隣の席の阿部君。 わざわざ拾ってくれたみたい。 お礼を言って受け取ろうとするけど 「……?」