ひとつ、ベッドの中

「ごめん、詩織。もう詩織のこと、妹として見れない」


あたしだって、お兄ちゃんだと思ってきたのは、ただの強がりで。


「初めから……ったのかもしれない」

「えっ……」


よく聞こえないよ。


「…ごめん。ずっと、女として見てた……」


そんな懺悔(ザンゲ)は、あたしの胸を温かくするだけ。


――あのときの言葉が嘘じゃない、と。




「抱きたい」


自然な流れで放たれた言葉に、躊躇うことなくあたしは頷いていた。