一瞬躊躇ったあと、ノートを受け取った。


そしてまたすぐにドアを閉めようとするから、無理矢理言葉を挟む。


「凌ちゃん、ちゃんと食べてる?」


久しぶりに見た凌ちゃんは、少しやつれていた。

心配で、たまらない。


「詩織が心配する必要はない」


「……っ」