――それでも……




「あんまり休んでると、単位落としちゃうよ……」



気まずいのは承知で凌ちゃんちを尋ねた。


いい加減休み過ぎ。

去年同様、また留年…なんてことになったら大変だから。



「ちゃんと考えてるから大丈夫」


すぐに凌ちゃんが玄関のドアを閉めようとする。