ひとつ、ベッドの中

あたしもパニックになる。


「雷でも落ちたか!?」


誰かのそんな声がする。


かろうじて非常灯がついているけど、そんなのあたしにとったら豆電球にもならない。



怖い。

汗がジワリと出てきた。


あたしは何処にあるか分からない出口を探して彷徨う。