「……、」
ここに凌ちゃんと2人残されて。
なんだか、気まずい。
賑やかな周りとは対照的に、ここだけ切り取られた空間の様。
凌ちゃんから何か話しかけて来てくれればまだ場が和むのに、何を追っているのか、視線は定まらない様子で行ったり来たり。
知らない2人じゃないのに、それぞれパートナーが違うだけで、こんなにも他人行儀になってしまうものなの?
「あ、あたし、トイレに……」
いたたまれなくなって、そう告げ身をひるがえしたとき
「―――?」
凌ちゃんが、あたしの腕を掴んだのだ。
ここに凌ちゃんと2人残されて。
なんだか、気まずい。
賑やかな周りとは対照的に、ここだけ切り取られた空間の様。
凌ちゃんから何か話しかけて来てくれればまだ場が和むのに、何を追っているのか、視線は定まらない様子で行ったり来たり。
知らない2人じゃないのに、それぞれパートナーが違うだけで、こんなにも他人行儀になってしまうものなの?
「あ、あたし、トイレに……」
いたたまれなくなって、そう告げ身をひるがえしたとき
「―――?」
凌ちゃんが、あたしの腕を掴んだのだ。



