「……り?」

「……」

「詩織?」

「あ、ごめん」

「詩織は何にする?」


横から宏太君がメニューを差し出してた。


「俺はAランチにするけど」

「じゃああたしも同じもので……」


凌ちゃんは、香澄さんにメニューを差し出しながら、横から指をさして仲良くメニュー選んでる。


こういうのを見るのは、まだ、つらい。