入ったお店は、香澄さんの選んだオシャレなカフェレストラン。


当然だけど、凌ちゃんの隣には香澄さん、あたしは宏太君と椅子を並べた。



凌ちゃんは、黒い長袖のシャツにジーンズを合わせ、髪は学校の時よりもラフな感じにセットされていた。

そのカッコよさは桁はずれ。


ルーズな胸元に、いくら自分に今彼氏がいても、ドキドキしてしまうのは自然の現象だ。


香澄さんは、制服の時の印象通り、清楚なお嬢様をうかがわせる装い。

と同時。


あの夜の香澄さんの声が蘇る。


清純で、まだ何も知らないような女の人が、ベッドではあんなに大胆だなんて。