ひとつ、ベッドの中

「姉貴っ!?」


宏太君の口調が変わる。


「いつ帰って来たんだよっ!」


廊下で対峙しているあたし達を見て、慌てたように言った。


「今よ」

「部活は!?」

「生理痛がひどくて帰ってきたの」